解説

旅しながら働く私のフリーライターとしての独立ノウハウ

こんにちわ!地方を旅するWEBライターのich(いち)です。

「旅をしながら働きたい!」

2年前まで普通の会社員だった私はそう思いました。自由な時に自分の好きな場所へふらりと旅する生活に憧れ、会社を退社。

今はフリーライターとして、日本各地を駆け回りながら、キャリーバック片手に、気ままに旅をする毎日を送っています。

そんなことを話すと、

・フリーライターって何?
・地方を回りながらどうやって仕事しているの?
・交通費や滞在費はどうしているの?

こういった質問をよくいただくのですが、やってみると、方法はいたってシンプルで、簡単なんです。

今回は、そんな地方を旅しながら働く私の「フリーライターとして独立するノウハウ」について、みなさんにお伝えできればと思います。

【参照】ich(いち)

フリーライターってどんな仕事?

まず、フリーライターといっても、

・WEB上に記事を書く仕事

・紙媒体で記事を書く仕事

のふたつでは収入や求められるスキルが大きく異なります。

私の場合は、「WEB」・・・つまり、いまは皆さんがご覧になっているネット上の記事や、企業のWEBサイトに記事を書く仕事を行っています。

WEBライターに求められるスキルは主に

・基礎的なSEO知識(サイト上の検索順位をあげるための知識)
・写真加工技術
・起承転結の文字校正

になります。これらは検索エンジンなどから独学で学習することもできますし、きちんとライター入門の学校やスキルを教えてもらえる講習に参加することで得る事もできるでしょう。

私の場合は、もともと文章を書くのが好きだった事や写真が好きだったこともあり、基礎的なSEO知識のみ、独学と企業からのライティングノウハウから学びました。

ただし、周りのフリーライターさんの中には、本当に0から学んで、いまは立派なライターになっている人も多くいます。文章力を問わず、独立方法のひとつとして、一度ライター業についてはチャレンジしてみることをおすすめします。

仕事はどこからもらうの?

フリーライターとしての仕事先ですが、主に

・クラウドソーシング
・直接依頼
・メディアへの営業

の3つで成り立つ事がほとんどかと思います。

クラウドソーシング

クラウドソーシングとは、企業と個人事業主を結ぶ仲介業者。

私たちのようなフリーランスが仕事をする上での「営業」や「金銭授受に関するやりとり」を間に入って受け持ってくれるので、独立して最初の段階では、フリーライターはかなり利用する人が多いです。

ランサーズやクラウドワークスなどの大手が有名ですが、文字単価が圧倒的に安く、ライターというよりは、PCに打ち込む「作業」のような仕事もあるのがデメリット。

ただし、実績のない状態からでも仕事を貰うことができるので、初心者の人や、まだライティングに慣れていない人が、スタートアップという立場で利用するにはメリットも多いです。クラウドソーシングを通して実績をある程度積んでいけば、そのあとの直接営業などでも信頼性が上がります。そのため、「ライティングをやってみたいけど、何から始めればいいかわからない……」と思う人は、登録して仕事をこなしてみると良いでしょう。

直接依頼

直接依頼は、個人のブログやお問い合わせフォームなどから、直接企業や個人事業主とやりとりすることで生まれる仕事を指します。先ほどのクラウドソーシングなどである程度実績や、SEO知識、ライティングのノウハウを学んだあとは、実際に自身のポートフォリオを作ってみるのもおすすめです。

私は現在は、主に直接依頼と、次にお話しするメディアへの営業から仕事をとることがほとんどです。

メディアへの営業

自分の興味のあるWEBメディアがもしあれば、公式のHPから「ライター募集」の欄があるかどうかをチェックしてみてください。

私の場合、恋愛や女の子のライフスタイルについての記事が得意なので、それに特化したサイトを見つけて、ライターの応募フォームからポートフォリオのURLを送ってみたりしました。さらに、応募フォームがない場合でも、メールやSNSから直接問い合わせをして営業をかけるなど、さまざまなやり方でアピールをしていました。

実績がある程度あり、きちんと納期を守るライターは、企業やメディア側からも重宝されるので、もしも自分ができる自信があれば、積極的に応募してみましょう。

意外とすぐに返事が来るときもあり、テストライティング(どんな記事を書くのかお試しで書いてみること)の依頼から、息の長いクライアントさんへとつながることもありますよ!

どうやって旅をしているの?

ライターとして独立する、だけでなく、私が特化しているのは「旅」をしながら働くこと。

ここからは「ライターをしながら、どうやって旅をしているの?」という質問にお答えしていこうと思います。

キャリーの中は最低限の必需品だけで完結させる。

まず、私が日頃愛用しているキャリーなのですが、50L(3泊4日分)に、生活に必要なすべての荷物を入れています。キャリーの中は最低限の必需品だけで完結させるのが、私のスタイル。細々した日用品(歯ブラシやティッシュなど)は、現地に行った際、近くのスーパーで買うなどして、なるべく持ち歩くものが少なくなる工夫をしています。

さらに、キャリーの中に、パソコンを入れるためのリュックと、持ち運びしやすいマイバックは常に携帯しています。どんなシーンでも使い分けられるようにしているのも、自分の旅のスタイルかなと思っています。

もともと、お洋服が大好きなのですが、旅をするようになってからは、「お気に入り」「普段着」「寝巻き」の3つのスタイルに合わせてパターンを組み合わせることで、何とか荷物を減らすことに成功。

もちろん、もっとおしゃれしたい!という気持ちはあるのですが……。

一方では、物をたくさん持つのではなく、「本当にお気に入りのものだけ」に囲まれた生活というのは、それだけでも不思議と幸福度が上がるもので、今はこの生活スタイルが気に入っています。

固定費はなるべく下げる工夫を

たとえば、キャリア携帯を登録している人は格安SIMに変えるだけで月額6000円以上の節約になったり、保険料や年金なども、きちんと申告をしていれば半額、または免除になる制度があります。これらを知識として持つだけでなく、実践することで、固定費をなるべく下げるようにしています。

固定費を下げることで、「頑張って稼ぐ」ということをしなくて良くなるため、取材先へ出向いても自分の時間を持って少し旅を続けてみたり、1日中PCと向き合う時間から離れることができます。

せっかく旅に出ても、ずっとカフェで作業……なら、旅の意味はないですからね。

もしも今から独立してフリーでやっていきたい!と思う方がいれば、まずは「1ヶ月に自分が支払っている固定費」を計算してみることをおすすめします。そして、そのお金を少しでも減らすことができないかを考えてみると、きっと、独立へのハードルがぐっと低くなるはずです。

移動費は格安・最短ルートで行けるか調査

旅をするにあたって、一番かかる出費が「移動費」になります。

もちろん旅をしながら働けるようになれば、経費もすべてクライアントが持ってくれる場合がほとんどですが、普通のメディアでのライターの場合、移動費をどう節約するかが重要なポイントになってくるかと思います。

目的地へ行く場合に、

・電車
・バス
・飛行機

の3つのルートのどれが「いちばん安く」行けるのかを調べましょう。

たとえば、東京から博多間を移動するとき、直通バスだと10,000円以上するのに、東京から大阪を経由して、飛行機に乗り換えるだけで半額以下でいける……なんていうパターンもあったりします。

経由地ひとつで値段が大きく変動することを頭に入れ、旅をするときは、目的地への移動ルートを何個か確認しておくことがおすすめです。そうすることで、格安かつ最短ルートで移動ができるため、交通費も節約できてお得。旅人は体力勝負なところもあるので、長時間移動の際は自分がいちばん行きやすいルートを選びましょう。

旅をしながらライターをするメリット

実際に旅を続けていく中で、旅とライターとの相性はすごく良いな、と思っています。

取材ライターなどとして活躍できるようになると、取材を通してさまざまなな人の考えに増えることができ、また旅メディアや観光地の取材などだと、自分の興味のある分野に、とことん向き合って考えることができます。

そのためには、自分の「好きなこと」を強みにし、専門分野を確率させることもひとつの武器として用意しておきましょう。

たとえば、同じ観光地への取材でも「女子旅」に特化した記事なのか、「グルメ」に特化した記事なのかでは、取材方法や必要なライティングスキル、アポの取り方ひとつにとっても変わってきます。

もちろん、多岐にわたって活躍できるライターさんも重宝されるのですが、専門性に特化したライターのほうが、クライアント側が反応してくれることもあるので、まずは自分がなにが好きなのか(パン屋さんが好き、カフェが好き、農業が好き……なんでもいいと思います)を見つけ出し、その専門分野にそって記事を書くこと、実績を残しておくことをおすすめします。そして、その経験は、必ずそのあとのライターとしての仕事に役立つはずです。

旅をしながらライターをするデメリット

・長期滞在できる拠点を作りにくいこと
・いつも大荷物の移動になること
・移動が多いこと

などは、デメリットとしてあげられるかと思います。

私のように旅が好きで、さまざまな場所を渡り歩きたい人でない場合は、在宅としてのライターのほうが合っている場合もあるので、フリーライターとして独立する場合でも、「何を目的とするのか」は忘れないようにしてください。また、大きな企業と仕事をしたい場合などは、数多くの場所へ出向くより、オフィスに顔を出せる人を条件としている会社もあるので、自分の働きたい企業が、ライターに何を求めているかもしっかり確認するようにしましょう。

さいごに

いかがでしたか?

ライターとひとくちに言っても、その仕事のやり方、独立の仕方は様々です。

(1)クラウドワークスに登録し、ライティングで実績をいくつか作る

(2)実績を元に、自分のポートフォリオを作成し、WEBの応募フォームや自ら営業をかけてクライアントから仕事をもらう

(3)ライティングに慣れてきたら本数を増やすor旅系メディアに応募

(4)継続案件を増やすとともに、+@で文字単価の交渉をしていく(目標月収に近づける)

わたしが実際に独立するために行ったのはこの4ステップ。

ライターはパソコンひとつあれば、どこでも仕事ができる、旅にはぴったりな職業です。

しかし、その裏にはしっかりとしたSEO知識や文章における起承転結など、マニュアルに沿った書き方が必要だったり、取材に関しても「どこで」「いつ」「誰に」「どんな質問をするか」で、記事の書き方が変わってくるでしょう。

まずはライティングという仕事に慣れることから始め、いくつかの企業やメディアでの実績をつけた上で、徐々に自分の希望の案件に挑戦していくことをおすすめします。

自分の好きなことで独立する……それには人それぞれのステップや段階があるでしょう。

私も実際に独立するまでは、たくさんの不安や葛藤がありましたが、いま、こうやって自分の書いた記事が誰かの役に立つことはあります。また、、自分の実際に体験したことが文字として世の中に残るライターという仕事は、私にとっては天職だと思っています。

ぜひこの独立ノウハウが、あなたの背中を押すきっかけになれば幸いです。

それでは!

(文/ich(いち))

記事の執筆者について

ich(いち)
鳥取県出身(25)
全国47都道府県を旅するフリーWEBライター。
旅・人・可愛いもの・美味しいご飯が大好き。
メディア運営や編集者としての実績も持ちながら、特定の家を持たず
キャリーバックひとつで生活する独特のライフスタイルが注目されている。